Q
先日お伺いした「ないものねだり」について、家族で話し合いました。そのおり娘にうまく説明できなかったので、文章でもう一度おねがいできますか。
A
はい、了解しました。
基本的に生きとし生けるものたちは「ないものねだりの法則」でくらしています。法則というとちょっと大げさでしょうかね。
例えばお腹がすくと何か食べたいと考えるでしょ。というか感じますね。満腹の時にはそのように感じないし考えないです。
寒くなると温まりたいと思います。もちろんカラダもそのように感じ、要求しています。あたりまえですね。あたりまえだし、そうすると心地よいのですね。このあたりまえな心地よさが命を守ってくれています。
ところで食べ過ぎてしまうと今度はもう食べたくないと感じ思います。汗をかくほど温まってしまうと、こんどは涼しくなりたいと感じ思います。
腹減ったとか喰いたくないとか、寒いだとか熱いだとか、いろいろとこうるさいですね、わたしたちは。でもこの「ないものねだり」が自然のお約束です。
うまく「ないものねだり」をしてみてください。ただし「過ぎたるはおよばざるが如し」もお忘れなく。