Q
どこをどのように動かしても痛むような場合はどうしたらいいんでしょうか。(30代男性)
A
そのような場合は、じっとして動かなければよいのです。これこそが“バランスドバランス反応”に則した対応です。たとえば、骨折のようなひどい怪我や高熱を伴う急性炎症期などの場合、あるいは重度の内臓性疾患や疲労性疾患があるときには、だれしも動きたくないし、動けないですね。そのようなときには、むつかしく考えずに動かなければよいのです。ぎっくり腰などでひどく痛む場合も同様です。これはちょうどスクランブル交差点の赤信号を待っているような状態です。どの方向も赤なのですからあわてずにじっとしておきます。その後、信号が青に変るのをまって動きだせばよいのです。